はじめに
この記事では,Emacs上で動作するTwitterクライアントである,Twittering-modeのインストール手順を解説する.
なお,Twittering-modeの使い方に関しては解説しない.
使い方に関しては,EmacsWiki: TwitteringMode-ja を参照するとよい.
インストール環境
今回Twittering-modeをインストールした環境を以下に示す.
OS: Mac OS X 10.7.5
Emacs: GNU Emacs 23.4.1
インストール手順
- twittering-modeのリポジトリをクローン
Git を用いてtwittering-modeのリポジトリをクローンする.git clone git://github.com/hayamiz/twittering-mode.git
Githubページ: https://github.com/hayamiz/twittering-mode
リポジトリを丸ごと取ってくるのが嫌な人や,Gitを使いたくない人は,sourceforgeからダウンロードできる.
- Emacsの設定ファイルを編集
Emacsの設定ファイルに以下の設定を追加する.(add-to-list 'load-path "展開したtwittering-modeディレクトリのパス") (require 'twittering-mode) (setq twittering-use-master-password t)
3行目のtwittering-use-master-password
はtwittering-modeを起動する度にアプリの認証を行わないで済むようにするためのものである.
twittering-use-master-password
の機能を用いるためには GnuPG というものが必要である. - GnuPGをインストール.
GnuPGとは,公開鍵や秘密鍵なんかをいい感じに扱ってくれるものらしい(適当ですみません).
ともかく,twittering-use-master-password
の機能を用いるために必要なのでインストールする.
GnuPGはMacPortsを使ってインストールできる.
ターミナルで以下を実行する.sudo port install gnupg
- Twittering-modeを起動する.
以上の手順を終えた後に,Emacsを再起動し,M-x twit
と押下.
すると,Twittering-modeが起動される. - Twittering-modeを認証する.
Twittering-modeを初めて起動するとき,Emacsのミニバッファに以下のメッセージが表示される.Open authorization URL with browser? (using `browse-url')(y or n)
このメッセージが表示されたら,y
を押下する.
すると,ブラウザでTwitterのページが開き,Twittering-modeを認証するか否か問われる.
ここで,認証すると,PINコードが表示される.
このPINコードをEmacsのミニバッファに入力する(コピペでOK).
最後に,次回起動時から入力するパスワードを設定する.
設定するパスワードを2回入力すると,Twittering-modeが起動し,Emacsにタイムラインが表示される.
次回の起動からは,設定したパスワードを入力するだけで起動することができる.
おわりに
Twittering-modeのインストールの手順を解説した.
参考URL
--
My Emacs Files At GitHub
0 件のコメント:
コメントを投稿